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新型スイフト搭載の新開発エンジン「Z12E型」は何がすごいのか|燃費効率10%改善を実現した技術に迫る

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新型スイフト搭載の新開発エンジン「Z12E型」は何がすごいのか|燃費効率10%改善を実現した技術に迫る

スズキは、約7年ぶりに「スイフト」をフルモデルチェンジした。同社を牽引するグローバルモデルとして2004年に誕生。20年目という節目に発表された今回の新型「スイフト」のフルモデルチェンジには、多くの注目が集まった。

デザインの刷新もさることながら、新開発のパワートレインによって燃費性能が大幅に向上したことも話題となっている。進化した新型「スイフト」の技術に迫る。

「スイフト」20年の節目にフルモデルチェンジ

約7年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型「スイフト」
リアは先代モデルのスイフトらしさを色濃く残している。

「スイフト」の前身である「イグニス」が登場したのは2000年。その後2004年に、現スイフトのボディデザインの特徴である丸みのあるコンパクトハッチバックに刷新され、スズキを代表するコンパクトカーとなった。他社製コンパクトハッチバックが高価格化されていく中、200万円前後で購入できるコストパフォーマンスが人気の理由だが、車内の質感の高さや上位グレードに迫る走りは他社に劣らず評価が高い。もちろん、コンパクトカーならではの燃費の良さも魅力の一つと言えるだろう。

そんな中、スイフト初代モデルの登場から20年目の節目にフルモデルチェンジを果たした新型「スイフト」。富士山の麓で行われた撮影会では、「燃費の向上」というキーワードが担当者から何度も発せられた。それだけ新型車には「燃費性能の向上」が求められていたということなのだろう。

新開発エンジン「Z12E型」搭載で燃費性能が10%以上向上

著者
小松暁子

アルファブルーム株式会社 ディレクター。1977年熊本生まれ。取材記事やテクノロジー系記事をはじめ、不動産や行政、飲食や美容等と幅広いジャンルにて執筆している。

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