【K10C】直列3気筒 1.0L [Kシリーズ]
多彩なバリエーションの主力ユニット
- 日本メーカー / スズキ
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1.2LのK12系には気筒あたり2本のインジェクターを備えるK12C「デュアルジェットエンジン」を設定。先代スイフトの2013年のマイナーチェンジ時に登場したものを改良したユニットで、燃費向上のために圧縮比を12.5までアップ。ノッキング対策として吸気バルブのすぐ上流に個別のインジェクターを設置し、ポート噴射のまま直噴に近い吸気冷却効果を狙ったものだ。
また18年7月のジムニーシエラのフルモデルチェンジで、縦置き1.5L直4のK15Bがデビューした。
いっぽう1.0L・3気筒のK10系は国内向けでは直噴ターボとなり、小型SUVクロスビー、2020年夏までインドから輸入されていたグローバルBセグメントのバレーノなどに搭載される。
APPLICATION:Xbee, Swift, Jimny Siera, etc.
K10C型1.0L直3ターボは、ボア・ストローク比1.09のロングストローク型エンジン。スズキでは直3/直4の直噴ターボに“ブースタージェットエンジン”という名称を与えている。
ターボチャージャーはIHI製。ウェイストゲートはノーマルオープン制御を行なっている。