【WA-FE】 直列3気筒 1.2L [WAシリーズ]
ダイハツ16年ぶりの新設計3気筒エンジン
- 日本メーカー / ダイハツ

1.2Lの排気量は車重1t前後のAセグメントを対象に動力性能と燃費を最適にバランスさせる観点からの選択。4気筒の単室容積300ccより3気筒の400ccのほうが冷却損失の面で優れているため、3気筒とした。
ストローク/ボア比1.28のロングストロークにしたのは、やはり効率(冷却損失低減)の観点からだ。結果、73.5mmのスモールボアになったが、従来のボアピッチ78mmでは成立し得ないので84mmとしている。
バランスシャフトを付加すると重量増やフリクション増に繋がるので、運動系部品を軽くして偶力を1.0Lエンジン並みに抑え、バランスシャフトレスとした。
気筒あたり2本のインジェクターを備えたデュアル式はKFやKRに適用した技術の進化発展形。直噴は考慮せず、ポート噴射でやりきるコンセプト。
KF、KRと同様にクールドEGRを適用。シリンダーヘッド直付けのコンパクトな設計で、外部クーラーを小さくするため、ヘッド内で一段冷却する構造を採用。コンベのWA-FEは暖機促進のため、ヘッドとブロックの2系統冷却システムを採用する。
APPLICATION:Rocky