【2.5 DDN】 水平対向4気筒 2.5L [DDP/DDN]
水平対向4気筒直噴ターボはポルシェ版ライトサイジング
- ドイツメーカー / ポルシェ

直4では1990年代のFR・968、水平対向では70年代のMR・914以来の4気筒エンジン復活である。ドイツの高出力エンジンの趨勢にならってターボ過給が施され、ポルシェのボクサーはほぼターボ化が完了したことになる。
水平対向レイアウトだけにストロークは76.4mmと短く、ボアは2.0L版が91.0mm、2.5L版が102.0mmと、それぞれ6気筒の3.0/3.8Lのディメンションを踏襲する(ボアピッチ118.0mmも同じ)、ポルシェ流のモジュラー設計。それを裏付けるかのように、6気筒から減ったスペースに過給システムをレイアウトする。
6気筒NAと同じ7500rpmという最高回転数を許容しながら、エンジンシステム全体でNAのフラット6より軽量になっている。
ターボチャージャーへと排気を導くエキゾーストシステムは、取り回しという制約をクリアしながら4気筒特有の排気干渉を避けるべく不等長の4-1集合構造配管を採用している。
APPLICATION:718 Boxster, 718 Cayman