【DCH】 水平対向6気筒 3.0L [DCK/DCH]
911の基幹エンジンは過給ライトサイジング
- ドイツメーカー / ポルシェ

排気量はそれまでカレラが3.4L、カレラSが3.8Lだったのに対し、新型は双方ともに3.0Lとなり、これをポルシェはダウンサイジングならぬライトサイジングとアピールする。
吸気側にはバルブタイミングとバルブリフトの可変制御を行なう「バリオカム・プラス」を採用。左右に1基ずつ配置されるターボチャージャーは電子制御式のウェイストゲートを備え、コンプレッサーホイールのサイズと過給圧がカレラとカレラSで異なる。
エンジンそのもののコンパクト化も著しいが、クランクケースは従来比で1.5kg、オイルパンは樹脂製の採用で2.0kg、オイルポンプで1.2kgと、軽量化の取り組みは多岐に渡っている。
ウォーターポンプはオンデマンド型になった。シリンダーライナーは、プラズマビームによってシリンダー面を鉄でコーティングする新しいプロセスを導入している。
APPLICATION:911 Carrera, Carrera S