【5.0 Coyote】 V型8気筒 5.0L [Coyote 5.0]
モジュラー設計から生まれたハイパフォーマンスV8
- その他の国のメーカー / フォード

同時に生産設備の異なる複数の工場で作ることのできるModular V8(同一部品から多種のエンジンを製作する意味のモジュラーエンジンとは異なる)を企画し、4.6LのSOHC・V8が登場。それをベースに生まれたのがDOHCヘッドを持つ5.0 Coyoteである。
デュアルVVT(Ti-VCT)をフォードで最初に装備したエンジンでもある。フォードの主力V8となったCoyoteは2018年に大改良を受けた。従来の鋳鉄ライナーを廃し、ワイヤーアーク方式の鉄溶射ボア内壁処理を施した結果、ボア径は0.8mm増加。総排気量は5Lを超えた。
またV6EcoBoostの最新仕様同様、燃料供給システムにポートインジェクターが追加されている。圧縮比は10.5から12.0へ高められ、吸排気バルブの傘径拡大と変更されたカムプロファイルによって2割以上の出力アップが実現した。
APPLICATION:F-150, Mustang GT, Mustang Bullitt