【VR30DDTT】V型6気筒 3.0L [VR30DDTT]
パワーとレスポンスを重視した新世代スポーツエンジン
- 日本メーカー / 日産

同社のいわき工場で生産されるためVQ型と同じ108mmmのボアピッチや60度のVバンク角は踏襲しているが、直噴化やターボ過給など中身は完全に別物といえるユニットだ。
小径ターボをツインで装着、渦電流式の回転センサーをコンプレッサー側に装着して過給圧制御をより緻密化し、高出力を得ている。
吸気/排気の両方に可変バルブタイミング機構を備え、低負荷時にはミラーサイクルと内部EGRを活用することで低燃費化を図るなど現在のスポーツエンジンらしい制御も採用。スカイラインの大幅改良に合わせて2019年に待望の国内デビューを果たした。
APPLICATION:Skyline, Infiniti Q60, etc.
ドイツ勢はVバンク間にターボを備えるレイアウトが増えてきたが、VR30DDTT型はバンク角が60度と狭いためターボを外側に備える。エキゾーストマニフォールドはヘッド一体式、インタークーラーは搭載位置の自由度が高い水冷式だ。