【FB25】水平対向4気筒 2.5L [FBシリーズ]
ロングストローク化を果たした基幹エンジン
- 日本メーカー / スバル

吸気ポート形状最適化やポート内への隔壁設定、TGV(タンブル・ジェネレーテッド・バルブ)、EGRクーラーの採用により高い燃費性能を実現。吸・排気バルブにはAVCS(アクティブ・バルブ・コントロール・システム)を採用。
吸気側は進・遅角両制御を可能とする中間ロック式。2014年に誕生したスバルで初のダウンサイジングターボFB16DIT型では、レギュラーガソリン仕様で11.0という高圧縮比を実現するためクランクシャフトを除くほぼすべての部品が新設計された(現在はCB18型へ移行)。
16年にはNA2.0LのFB20型が、18年にはNA2.5LのFB25型も直噴化された。直噴化されたFB系では圧縮比がPFI仕様の10.3から12.5にまで高められている。
APPLICATION:Impreza, Forester, Outback, etc.
2018年にフォレスターに搭載したFB25型は、約90%の部品を見直した大改良型。熱効率改善を図るために直噴化されたのはもちろん、燃焼速度を高めるため、TGV・ポート内隔壁と吸気ポート形状を変更するなど多岐にわたる。
バルブ挟み角を小さくして燃焼室をコンパクト化し、左右方向のサイズ制約が大きいなかでストロークを稼ぐ設計。カムシャフト配置の自由度を高めるために、直打式からロッカーアーム式に変更されている。