【FB16】水平対向4気筒 1.6L [FBシリーズ]
ロングストローク化を果たした基幹エンジン
- 日本メーカー / スバル

吸気ポート形状最適化やポート内への隔壁設定、TGV(タンブル・ジェネレーテッド・バルブ)、EGRクーラーの採用により高い燃費性能を実現。吸・排気バルブにはAVCS(アクティブ・バルブ・コントロール・システム)を採用。
吸気側は進・遅角両制御を可能とする中間ロック式。2014年に誕生したスバルで初のダウンサイジングターボFB16DIT型では、レギュラーガソリン仕様で11.0という高圧縮比を実現するためクランクシャフトを除くほぼすべての部品が新設計された(現在はCB18型へ移行)。
16年にはNA2.0LのFB20型が、18年にはNA2.5LのFB25型も直噴化された。直噴化されたFB系では圧縮比がPFI仕様の10.3から12.5にまで高められている。
APPLICATION:Impreza, Forester, Outback, etc.
ほかの排気量が直噴化を進めていくなかで、ベーシックエンジンであるFB16型はコストも考慮しポート噴射式を継続。とはいえ吸気/排気の可変カムタイミング機構や強固なブロックゆえの滑らかな回転フィールは侮れない。