【M256】 直列6気筒 3.0L [M256]
新開発直6に48V、ターボ+電動コンプレッサーのハイテク機
- ドイツメーカー / メルセデス・ベンツ

ボディの設計と製造技術の進歩から、衝突安全性確保においてエンジン長の短縮の意味が薄れてきたところに、排ガス規制の厳格化にともない後処理装置の大型化、高コスト化傾向が加わったことが直列6気筒復活の主たる理由。ディーゼル版のOM656型とのモジュラーコンセプトにより、寸法要素だけでなく多くの部品を共用としている。
4気筒版のM264型と同様、48Vマイルドハイブリッドシステムとの組み合わせを前提とした設計もトピックのひとつだが、こちらはベルト駆動のBSGではなく、クランク後端に固定されるISG(Integrated Starter Generator)を採用。直列ならではのレイアウト上の利点を生かすかたちで、電動コンプレッサーを用いた複雑なターボシステムも装備している。
APPLICATION:S, CLS etc.