【OM626】 直列4気筒 1.6L [OM622]
ルノー協業ディーゼルの縦置き版
- ドイツメーカー / メルセデス・ベンツ

やはりメルセデス搭載に当たっては前項のOM608型同様に、エンジンマネジメントの仕立て、それによるアイドルストップ機能、NVH対策および変速機搭載要件によるデュアルマスフライホイールの装着、排気後処理装置、オルタネーター/ACコンプレッサーの調達などがなされた。
燃料噴射装置は常道のコモンレール式ながら最大噴射圧力は160MPaにとどまっている。スチール製ピストンを用いるのもOM608型同様だが、じつは市販乗用車用エンジンで世界初採用したのはR9M/OM622型である。
OM626型はCクラスの代替わりにともなってOM654M型へスイッチ、生産を中止した。採用車種がごく少なく、ルノーブランドでもR9M型が急速にフェードアウトしている昨今、ダイムラーにおいても今後どのように展開が図られるのかが気になるところ。
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