【OM654】 直列4気筒 1.6L [OM654]
メルセデスディーゼルのメインエンジンとして各車に搭載
- ドイツメーカー / メルセデス・ベンツ
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2.2L OM651型と比較すると、ボアピッチが4mm短縮、単体重量が30kg軽減されたうえに、排気量が200㏄少なくなったにもかかわらず、最高出力は1割以上アップ。
シリンダーブロックはガソリン版と共通化を図るためにアルミ合金製に刷新。ピストン内燃焼室は従来の「Ω」型から、ステップド・ボウルと呼ばれるフランジを設けた形状に変更。局所的な高温部分を平準化して温度分布を改善したことで、すすがエンジンオイルに混入することを防ぎつつ、良好な燃焼を得られるとしている。
ピストンは分割溶接式のスチール製。ピストンピン位置の最適化、ロングコンロッドの採用、さらにはシリンダーに対してクランクセンターをオフセットするという手法まで組み合わせることで、摩擦損失を徹底的に抑制。過給はシングルのVGターボという構成だ。
APPLICATION:Many Mercedes