【W12 TSI】 W型12気筒 6.0L [EA398シリーズ: W12 TSI/6.3 W12]
世界でもっとも奇抜な構造の量産多気筒エンジン
- ドイツメーカー / フォルクスワーゲン/アウディ

まずパサート用にジグザグ配列の4気筒を90度のバンク角で対向させてW8を作り、さらにVR6を72度バンクで向い合わせることでW12を実現。BMWやメルセデスがLセグメントの最上級モデルに12気筒を積む以上、対抗措置としてA8も同じ数のシリンダーを有するユニットが必要だったのだ。
往時に存在したW12は3列バンクだったが、VR6を直6の変形版と理解するならばこれはV12であり、V6の変形とするならば4列バンクW型である。
現在ではアウディA8の主力パワーソースはV8ツインターボに転換しており、本国仕様ではすでに姿を消しているいっぽうで、ベントレー用のツインターボ版がW12の現役として残存。出現時はマニフォールド噴射だったが、直噴化が図られている。
APPLICATION:Bentley Bentayga, Continental GT, Flying Spur, etc.