【Multijet II 120CV】 直列4気筒 1.6L [1.6 Multijet]
1.9L代替を想定したミドルクラスディーゼル
- その他の国のメーカー / フィアット/クライスラー

DOHC4弁で固定ジオメトリーのターボで過給されたこの鋳鉄ブロックの1.3Lは、当時の提携相手だったGMとの共同開発であり、オペルにも使われている。
そして、1.3マルチジェットはインジェクターの改良を経て2009年に第2世代に進化するが、このとき同時に登場して戦線に加わったのがこの1.6L版である。
エンジン重量は、1.3Lが130kgだったのに対して151kg。まだ、この頃の欧州のディーゼルはNOxの規制値が緩いEURO4に甘えてトルク競争に懸命で、高い燃焼圧に耐える強靭なブロックが必要だった。
ちなみに、この1.6マルチジェット/JTDは、EURO5対応に移行したときにターボが可変ジオメトリー式になった。
APPLICATION:500L, Alfa Romeo Giulietta, etc.