【F154】 V型8気筒 3.8L [F154]
マセラティのために仕立てられたV8エンジン
- その他の国のメーカー / フェラーリ/マセラティ

そこで国際的なLセグメント市場に打って出るために開発されたのが新型クアトロポルテ用パワーユニットのV8直噴ツインターボだ。
2013年に登場し、次項のフェラーリV8ターボへと続く第一弾となるユニットで、先代のF136型4.2/4.7LのV8自然吸気エンジンの後継機である。
スペックは、そのF136型を最高出力・最大トルクともはるかに上回る390kW、650Nmを謳う。
圧縮比は直噴にしては低めの9.5。過給遅れの抑制と、燃費向上が重視されることが多い近年のターボ過給ユニットとは一線を画していることが窺える。
APPLICATION:Maserati Quattroporte GTS, Granturismo SPORT, etc.
新開発の3.8L・V8ツインターボがF154型。燃料噴射は筒内直接噴射(DI)だが、圧縮比は9.5とやや低め。2基のターボチャージャーで過給して710Nmを発揮する。組み合わせるトランスミッションはZF製8速ATである。