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日産、軽商用EVバン「クリッパーEV」を発表。2月12日から発売

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日産、軽商用EVバン「クリッパーEV」を発表。2月12日から発売

日産自動車は1月30日、ワンボックスタイプの軽商用電気自動車(EV)「クリッパーEV」を発表した。2月12日から販売を開始する。

クリッパーは日産が2003年に三菱自動車からOEM供給を受けて発売したモデル。車名は、富士精密工業(※)が1958年から1981年まで販売していた日産の小型トラックの車名を引き継いだもの。

商用向け車両におけるEV需要の高まりを受け、ラインアップの拡充を図ることを目的に開発された。新モデルも三菱からOEM供給を受けた車両をベースに販売する。軽商用バンとして必要な荷室性能と積載量を確保しながら、モーター駆動のEVならではの力強い走りで、重い荷物も軽快に運ぶことが可能。走行時や起動・停車時の静粛性も高く、早朝や深夜をはじめ、住宅街で使用する際にも安心して利用できるという。

性能の特徴は、床下中央にバッテリーを搭載した低重心設計。軽商用バン特有のゆすられ感や段差における跳ね感を低減し、乗り心地のよさと操縦安定性を実現した。

バッテリー容量は20kWh。航続距離は最大180km(WLTCモード)を確保。オプションの急速充電を使用すると80%まで約42分で充電できる。普通充電では約7.5時間で満充電となるため、業務終了後などに家や職場で充電すると、翌日には満充電状態で走行できる。

安全装備は、走行中の衝突回避を支援するインテリジェントエマージェンシーブレーキを始め、車線逸脱警報(LDW)、ハイビームアシスト、踏み間違い防止アシスト(前進のみ)などを搭載。全車サポカーSワイドの対象となっている。

荷室は最大積載容量350㎏を確保。ホイールハウスの出っ張りや後席を倒した際の段差をなくすことで、荷物の出し入れのしやすさなど、軽商用バンのニーズを満たす荷室とした。

日産クリッパーEVの車内(2シーター)

グレードは2シーター、4シーターの2バリエーションを用意。2シーターにはスライドドアガラスとリアクォ―ターガラスが両側共にパネル仕様となっているルートバンも設定した。

価格は、ルートバンは286万5,500円、2シーターは291万2,800円、4シーターは292万500円。

※ 後のプリンス自動車工業、1966年に日産と合併

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