スズキ、ジカンテクノと共に農業プラントにおけるバイオマス由来エネルギーの利用による効果を検証
ジカンテクノとスズキは、2024年11月にサーキュラーエコノミーシステムの実現に向けた共同開発契約を締結した。
ジカンテクノとスズキは、ジカンテクノが提携する農業プラントにおいて、もみ殻を焼却することで得られるバイオマス由来エネルギーの利用によるGHG(Greenhouse Gas:温室効果ガス)削減効果などを検証する。合わせて、もみ殻の焼却時に発生するシリカおよびカーボンの活用方法も検討される。
もみ殻は、家畜の糞尿処理や土壌改良剤として使用されているが、これら以外には活用用途が限られており、処分にはコストがかかっている。農業残渣であるもみ殻を燃料として用いることで、GHG削減効果に加えて、農家の皆さんの負担軽減と焼却時に発生するシリカ等の有効活用も期待される。
本共同開発により、サーキュラーエコノミーシステムへの有効性が検証される。また、将来的には同技術のさらなる適用拡大の可能性も視野に入れられている。両社は、社会持続可能な社会の実現に向けて、環境に配慮した新たな技術の開発と実用化を進めていく。