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BYD SEALを測って測って測りまくる。|26枚の写真と32の数字でみる「アザラシ」の全貌

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BYD SEALを測って測って測りまくる。|26枚の写真と32の数字でみる「アザラシ」の全貌

2024年6月25日、BYDは、日本国内第3弾となるEV「SEAL」を発売。TOPPER編集部は記者会見、広報担当との試乗でその走りの魅力に触れた。しかし、まだ何かが足りない!TOPPER編集部平木・石原の2名はSEALを舐めるように観察。最大走行距離575km、出力530psを誇るSEAL 4WDモデルを測って測って測りまくった。

PHOTO:平木昌宏 TEXT:石原健児

海洋生物をイメージしたデザイン

SEALとは「アザラシ」の意味。BYDは海洋生物の自由さや美しさから着想を得た乗用車「海洋シリーズ」を展開している。SEALは日本で先行販売されている「Dolphin」に続く海洋生物シリーズの第二弾。

フロント正面からのスタイルはすっきりとした印象。イケメンのアザラシ君だ。車幅は187.5cm、床面からフロントノーズの最前部までは61cm。

運転席右下のオープナーを引くと、カチッという音とともにボンネットがリリース。ボンネットには左右にボンネットダンパー(ガスあるいはオイルによって自動延伸する装置)が装着され、持ち上げるとゆっくりと開いた。

ボンネット幅は150cm、奥行は94cm。中央には後述する収納スペースが鎮座する。エンジンがないEVのフロント部はオイルの臭いもない。フルオープンにしたボンネットの高さは186cmと2mを超えないコンパクトさだ。

SEALをフロントから俯瞰気味に眺めてみる。フロントウインドウの中央部間は350cm、ドアをMaxに開いた幅は374cm。国産車と比べても平均的な大きさといったところか。国土交通省の指針によると、駐車場の駐車スペースは普通乗用車の場合幅員2.5m以上と規定されているので、狭い駐車場の場合にはドアの開閉時に注意する必要があるだろう。

スタイリッシュな横顔

横から見たSEALはAピラーからCピラーまで流れる曲線がスタイリッシュだ。全長480cm×全高さは146cmと一般的な立体駐車場の使用も全く問題ないサイズ。ホイールベースは230cm。床からの高さは20cmで実際に乗り込むと数値よりも低く感じ乗り込みやすいと感じた。

測った数値以上に開放感あふれる車内

著者
石原健児

取材ライター。
1966年東京生まれの北海道育ち。大学卒業後、イベント関連企業、不動産業を経て印刷業へ。勤務先のM&A・倒産をきっかけに2016年からライター業を始める。医療系WEB媒体、ビジネス誌「クオリタス」などで活動。医師、弁護士、企業経営者、エンドユーザーなどを対象に取材してきた。総取材人数はだいたい1500人。就学前までに自動車や転落事故で「九死に二生」位は得ていると思う。最近好きな言葉は「生きてるだけで丸儲け」。

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