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いすゞ・NEXCO東日本、除雪車に追従する標識車の自動走行化を目指し共同開発を推進。今冬期、高速道路の実運用環境下で試験走行を実施予定

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いすゞ・NEXCO東日本、除雪車に追従する標識車の自動走行化を目指し共同開発を推進。今冬期、高速道路の実運用環境下で試験走行を実施予定

NEXCO東日本(東京都千代田区)といすゞ自動車は、除雪車の後方を追従する標識車の自動走行の共同開発を行っている。本開発は、NEXCO東日本が開発したロータリ除雪車自動化システムと協調し、除雪車に追従する標識車の走行を自動化するものだ。令和3年(2021年)の開発開始から現在までに、いすゞのテストコースや高速道路(夏期)で、開発中の実証路評価用車両による自動走行に成功しており、今冬期、高速道路の実運用環境下で試験走行し、その性能等が検証される予定とされている。

この標識車は、低速走行するロータリ除雪車と他の車両との衝突や接触を未然に防ぐため、除雪車の後方で電光表示板や回転灯により注意喚起を行っている。標識車と除雪車との間隔は常に一定でなく、カーブ等で前方が見通せない箇所等道路の線形や構造に応じて適宜変化させる必要がある。

このため、開発中のシステムは、衛星測位システムによる除雪車、標識車各々の位置情報に加え、車車間通信により双方の位置情報の共有や車間距離の指定を行って、適切に車間距離を変化させる仕組みで、道路の線形に応じて車間距離を変化させる。また、標識車は除雪後に側方の堆雪部から落下してきた雪塊等、前方の障害物を検知するセンサーも備え、自動走行の安全性を確保している。本技術では作業の省力化、効率化により、現在の2名乗車を1名にすることが目指される。

ロータリ除雪車に追従する標識車の自動走行の開発概要
著者
Motor Fan illustrated

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