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スズキのバンパーグリルが「バイオマスマーク」に認定。スイフト、スペーシアカスタム、フロンクスのバンパーグリルに採用

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スズキのバンパーグリルが「バイオマスマーク」に認定。スイフト、スペーシアカスタム、フロンクスのバンパーグリルに採用

スズキの「スイフト」「スペーシア カスタム」「フロンクス」に採用しているバンパーグリルが「バイオマスマーク※1」に認定された。またスズキは、バイオマス製品の普及推進に優れた功績を挙げた取り組みとして、日本バイオマス製品推進協議会より、第14回バイオマス製品普及推進功績賞を受賞した。

バンパーグリルの樹脂材料はバイオマスポリカーボネート(デュラビオ※2)を使用し、植物由来の工業用でんぷんであるイソソルバイドを53%配合した環境に配慮した材料だ。さらに高輝度着色材料のため塗装が不要となり、製造時に排出されるCO₂や大気汚染の原因となるVOCの削減に貢献する。

スズキでは、バイオマス材料の自動車部品への採用を2014年に発売したハスラー(内装カラーパネル)をはじめ採用車種を拡大しました。石油由来の材料を使用した場合と比べ、CO₂排出量を975t-CO2eq/年、VOC排出量を50t/年(2023年11月~2024年10月)削減※3した。また、純正用品として2024年6月にはセルロースを使用したジムニーデザインのマグカップを発売するなど、自動車部品以外でも植物由来材料を積極的に採用している。

スズキは、車両の走行時に生じる環境負荷だけではなく、ライフサイクル全体での環境負荷低減を進めるために、バイオマス材料の採用を積極的に推進し、人と社会に必要とされる会社を目指す。

※1 バイオマスマーク:
バイオマスマークは、生物由来の資源(バイオマス)を活用している環境商品の目印。
※2 DURABIOTM(デュラビオTM):
三菱ケミカルが開発した植物由来のイソソルバイド(イソソルビド)を主原料としたバイオエンジニアリングプラスチック。一般的な石油由来のポリカーボネート樹脂とは異なる種々特性を有しており、特に対候性や表面特性等に高い機能を有した、植物由来の透明エンジニアリングプラスチック。
※3 削減量は、スイフト、スペーシアカスタムのみの数値。

著者
Motor Fan illustrated

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