BMW「X3 xDrive20d」など2車種65台をリコール…火災に至るおそれ
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、X3 xDrive20dなど2車種の排気ガス再循環装置(EGR)モジュールに不具合があり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2024年10月30日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2014年7月9日~2015年12月3日に製造された65台。
今回リコールの対象となるのは、2014年7月9日~2015年12月3日に製造されたBMW X3 xDrive20d、320dの2車種65台。
不具合の箇所は、排気ガス再循環装置モジュール。ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置モジュールにおいて、耐久性の検討が不十分なため、経年変化により冷却水が漏れるものがある。排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置モジュール内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損する可能性があり、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本国の情報により発覚、2023年7月26日付け届出番号「3622」でリコール届出を行ったものの対象車両を拡大し、再度届け出た。改善措置として、全車両の排気ガス再循環装置モジュールを対策品と交換する。インテークマニホールドの状態を確認し、損傷が見られる場合は新品と交換する。改善対策済車には、左フロントドアロアヒンジ取り付けボルト(下側)の頭に黄色ペンを塗布する。
使用者にはダイレクトメール等で通知、または車両に直接インカーコミュケーションメッセージを送信し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。