国土交通省、豊田自動織機に行政処分を執行
豊田自動織機のエンジン認証不正問題を巡り、国土交通省は3月5日、産業機械用の現行エンジン3機種について、型式指定を取り消す行政処分を執行したと発表した。
国交省によると、型式指定の取り消し対象はフォークリフト等用エンジン2機種(型式:4Y、1FS)と建設機械用エンジン1機種(型式:1KD)の計3機種。排出ガス試験において、試験用エンジン制御ソフトの不正な書き換えやデータの改ざんなど、特に悪質な不正行為が確認された。建設機械用エンジン1機種は、排出ガス性能が保安基準に適合していなかった。
同社は、昨年4月26日にもフォークリフト等用エンジン2機種に対して処分を受けており、産業機械用の現行エンジン5機種全ての形式指定が取り消しとなった。