豊田自動織機、ギデオンに出資。自動物流車両の性能強化を目指す
豊田自動織機は9月5日、クロアチア・ザグレブに活動拠点を置くスタートアップ企業のギデオン(Gideon Brothers)と戦略的投資契約を締結し、出資することを発表した。
ギデオンは、物流現場で活用される自律走行車両やロボット向けに、ナビゲーション機能に関する先進技術を開発・提供するスタートアップ企業。カメラセンサーによる自己位置推定などのナビゲーション技術やAIを組み合わせた物体検知・自動荷役に強みを持つ。
豊田自動織機では、eコマース市場の伸長による荷量の急増、荷物の小口化、労働者不足を背景に、空港、港湾、倉庫、工場などの物流現場において、自動物流車両の需要が拡大していると捉え、ギデオンとの連携に至った。
今後は、ギデオンの最新ソフトウェア構造や人工知能アルゴリズムを活用し、自動運転フォークリフトや無人搬送車など、豊田自動織機グループが手掛ける自動物流車両の性能強化を目指す。