沖縄県豊見城市ら、自動運転EVバスの実証運行を開始。2025年度中の「レベル4」許認可を目指す
沖縄県豊見城市、第一交通産業、電脳交通、ティアフォー、日本電気の5者は10月8日、豊見城市内で自動運転EVバスを用いた実証運行を開始した。期間は11月1日まで。
豊見城市ら5者は、5月に同取り組みに関する包括連携協定を締結。豊見城市は全体総括や地域コミッティ設置運営を、第一交通は自動運転バスの役務提供と将来的な自動運転事業の運営など、電脳交通は車両の遠隔監視者の提供、ティアフォーは車両およびシステムなどに関する技術情報の提供、NECは全体の事業企画・推進や自動運転サービスプラットフォームの提供などをそれぞれ担当している。
今回の実証は、同市の生活路線である105番線の一部(約11.7km)を運行する。2025年度には一部区間で「レベル4」の許認可を取得し、自動運転EVバス運行の開始を目指している。
同市内で、10月19日と20日に開催する「とみぐすく祭」「産業フェスタ」の期間中は、開催会場内で来場者を対象とした無料試乗会を予定。実証ルートでの運行は運休する。
運行実証の概要
実証期間:2024年10月8日〜2024年11月1日(10月19日、20日は除く)
走行速度:最高35km/h
運賃:無料(予約不要)
運行業務受託者:琉球バス交通(第一交通産業グループ)
運行本数:平日・休日共に、1日4便の運行を予定
※雨天時は運行できない可能性がある。