T2、新東名高速道路で自動運転トラックの路車協調の実証実験。国交省の事業に協力
T2は9月20日、国土交通省が公募する「高速道路における路車協調による自動運転トラックの実証実験」の実験車両協力者に採択されたと発表した。
T2は、自動運転システムの開発、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業、幹線輸送に付随した関連サービス事業などを展開しているベンチャー企業。三井物産、大和物流、三井倉庫ロジスティクス、三菱地所、JA三井リース、KDDIなど多数の企業が出資している。
実証実験は、2024年度中に設定予定の新東名高速道路の自動運転車優先レーンを活用し、路車協調(※1)の情報提供有効性の検証を行うことが目的。新東名高速道路の駿河湾沼津サービスエリア~浜松サービスエリア間で実施。合流支援情報提供の効果検証や先読み情報(落下物・工事規制等)提供の効果検証、その他のインフラ支援に係る検証を行う。
同社は、今回の実験で得た知見を活用し、自動運転トラックの技術開発を推進して政府や地方自治体との連携を深め、物流の「2024年問題」の社会課題解決に向けて、レベル4(※2)の自動運転トラックを活用した物流サービスの早期社会実装を目指す。
※1:高速道路などにおける道路状況を自動運転車に情報提供することで、自動運転をサポートするシステム
※2:特定の走行環境条件を満たす限定された領域で、自動運行装置が運転操作のすべてを代替する状態