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TactoTekと小島プレス工業がIMSE技術のライセンス契約締結

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TactoTekと小島プレス工業がIMSE技術のライセンス契約締結

2023年1月18日、IMSE(射出成形構造エレクトロニクス)技術のリーディングカンパニーであるTactotek社(フィンランド)と、自動車の内外装部品を開発・設計・製造する小島プレス工業は、IMSE技術に関するライセンス契約を締結したことを発表した。

2023年1月18日、技術専門商社コーンズテクノロジー(東京都港区)が出資し販売代理店を務めるTactoTek(フィンランド)と、自動車部品メーカーの小島プレス工業(愛知県豊田市)間において、射出成形構造エレクトロニクス技術に関するライセンス契約が締結された。

射出成形構造エレクトロニクス(Injection Molded Structural Electronics: IMSE)は、プリント回路や電子部品を3D射出成形のスマートサーフェスに統合する技術。この技術は、小島プレス工業が環境に配慮した設計を行う上で、材料の使用量を大幅に削減し、製造プロセスや必要な組み立てを簡素化する。また、輸送効率を高め、プロセス全体でのCO2排出量を従来比で最大60%削減するという。

この契約締結により、小島プレス工業はIMSEのエンジニアリング、製品開発、自動車内装向けHMIアプリケーションの量産に必要な知的財産とノウハウを包括的に得る。一方Tactotekは、日本市場へにおいてMSE技術をローンチすることとなる。

小島プレス工業株式会社について

小島プレス工業は、愛知県豊田市に本社を構える自動車部品メーカー。インテリア製品や環境性能を向上させるゼロエミッション製品など、自動車に搭載される内外装部品の開発・設計・製造を行っている。

​TactoTek社について

TactoTekは、プリント回路や電子部品を3D射出成形のスマートサーフェスに統合する射出成形構造エレクトロニクス(IMSE)ソリューションのプロバイダーである。IMSEの主な使用例としては、自動車、スマートホーム、家電製品、その他のヒューマンマシンインターフェース(HMI)、接続性(コネクティビティ)、電子スタイリングなどが挙げられる。IMSEの特徴は、従来のエレクトロニクス製造方法よりも温室効果ガスの排出を大幅に削減できる点にある。設計プロセスのシミュレーションと材料使用量の削減により、IMSE設計のスマートサーフェスは大幅に軽量化され、ライフサイクルを通じて温室効果ガスを大幅削減を可能にする。

コーンズテクノロジーについて

コーンズテクノロジーは、日本のビジネスと産業のニーズを満たすために海外から調達した製品と先端技術のプロモーション、マーケティング、販売を行う輸入専門代理店。また、世界中に輸出される化学気相成長装置(CVD)の製造も行う。

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