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グリップが破損し転倒するおそれ。日野自動車が改善対策届を提出

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グリップが破損し転倒するおそれ。日野自動車が改善対策届を提出

日野自動車は、アウトサイドグリップの材質が不適切なため、最悪の場合グリップが破損し転倒するおそれがあるとして、2023年4月18日、国土交通省自動車局長に改善対策届を提出した。改善対象となるのは、「日野プロフィア」の一部、及び交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できないアウトサイドグリップ約2,900個。

今回改善対象となるのは以下の通り。

・2003年11月8日~2011年8 月31日に製造された「日野プロフィア」のうち、計744台
・交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性がある「日野プロフィア」計140台
・2023年11月5日~2020年2月14日に交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できない「アウトサイドグリップ」計2,906個

改善箇所説明図
改善箇所説明図

キャブの左右側面に取り付けられているアウトサイドグリップにおいて、材質が不適切なため、使用過程でグリップのコーナー部に亀裂が入るものがある。荷台へ移動しようと当該グリップに手をかけた際にグリップが破損し、転倒するおそれがあるとのこと。

これまでに不具合は2件発生しており、人身事故が1件発生した。市場からの情報により発覚、改善対策届を提出した。改善措置として、グリップ装着車は当該グリップを対策品と交換する。使用者には、ダイレクトメールまたは直接訪問等で通知するという。

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