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仏フォルヴィア、アレンジョワの工場で水素タンクの提供開始

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仏フォルヴィア、アレンジョワの工場で水素タンクの提供開始

仏フォルヴィアは6月13日、フランスのアレンジョワにある量産工場で、水素タンク「タイプ4」の提供を開始したと発表した。

同工場は、欧州市場向けの自動車産業および水素流通・貯蔵産業にサービスを提供する量産工場。ステランティス(Stellantis)、HYVIA、MANなどを顧客に持ち、車載モビリティアプリケーション向けソリューションを提供している。

今回発表した大規模水素貯蔵ソリューションを構成するタンク「タイプ4」は、ポリマーライナー(熱可塑性プラスチック)を備えたカーボンファイバー製の複合タンク。流通および貯蔵用途のためにAir Flow社に納入され、年間10万基の生産を目指す。

同社は、2018年以来水素技術開発に3億8,000万ユーロを超える投資を行ってきた。水素をモビリティと産業の脱炭素化の原動力として安全な水素貯蔵技術の提供に取り組み、プロセスを合理化し産業化することで、2023年から2025年の間に生産コストを5分の1削減するとしている。

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