仏ミシュラン、エアレスタイヤ「アプティス」を欧州初導入。フランス郵政公社と提携

2024年末までに約40台のLa Poste車両にアプティスを装着し、フランス北部のオードフランス地域で手紙や小包を配達する予定。アプティスの採用は、アジアに続き欧州では初めてとなる。

アプティスは乗用車・ライトバン用のエアレスタイヤで、公道を走行できるエアレスタイヤとしては世界で唯一だという。画期的な構造やハイテク材料およびホイールアセンブリーにより、タイヤのパンクや破裂などの運行上のリスクを取り除くことができる。

空気圧補充や点検の必要がなく、メンテナンスの負荷が大幅に軽減。車両のダウンタイムが最小化することで稼働率が向上し、事業の生産性の最大化が可能になる。

ミシュランのOEM事業ディレクターであるブルーノ・デ・フェラウディ氏は「アプティスはタイヤの画期的なイノベーションで、2050年までにタイヤを100％持続可能にするための重要なステップ。タイヤ構造とハイテク材料の約50件の特許で、より安全なモビリティと環境保全に貢献するミシュランの能力を実証した」と述べている。

※La Poste：フランス郵政公社、フランス及びその海外県で郵便事業を行う公共企業体