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邑南町とおおなんきらりエネルギー、日産とカーボンニュートラルなまちづくりに関する連携協定を締結

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邑南町とおおなんきらりエネルギー、日産とカーボンニュートラルなまちづくりに関する連携協定を締結

邑南町(島根県邑智郡邑南町)、おおなんきらりエネルギー(本社:島根県邑智郡邑南町)、日産(本社:神奈川県横浜市西区)、島根日産(本社:島根県松江市馬潟町)、日産サティオ島根(本社:島根県松江市西津田)の5者は、2023年2月3日、電気自動車および再生可能エネルギー普及促進によるカーボンニュートラルなまちづくりに関する連携協定を締結した。

本協定は、走る蓄電池となる電気自動車(EV)と再生可能エネルギーの普及を通じて、脱炭素社会実現を推進するもの。同時に、災害による停電が発生した際の電力源として、日産の販売会社やおおなんきらりエネルギーから日産リーフ(EV)等を貸与したり、災害時協力登録車制度を活用したりすることで、災害時の電力供給体制を構築することを目指している。

ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産のブルー・スイッチ活動としては206件目の取り組みだ。

【協定の経緯・背景】

邑南町とおおなんきらりエネルギーは、再生可能エネルギーの地産地消を拡大し、環境と経済を両立した脱炭素先行地域を確立することを目指す。

日産は2018年5月より、EVの普及を通じて脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指すブルー・スイッチを全国の自治体や企業、販売会社と共に推進している。また、2030年代の早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言。電動化とともに、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速している。

日産のブルー・スイッチ、邑南町、おおなんきらりエネルギーの環境・防災対策やSDGsの推進にお互いが賛同し、本協定が締結された。

【協定の概要と主な連携内容】

EV「日産リーフ」を活用した脱炭素化、強靱化イメージ図
EV「日産リーフ」を活用した脱炭素化、強靱化イメージ図

「電気自動車及び再生可能エネルギー普及促進によるカーボンニュートラルなまちづくりに関する連携協定」の概要は、以下の通り。

(1) 電気自動車の普及
(2) 再生可能エネルギーの普及
(3) 強靱化の支援

具体的な内容は次の通り。

邑南町

電気自動車の普及に関する事項
・公用車のEV化
・EVカーシェアリング導入や充電スタンドの設置

再生可能エネルギーの普及に関する事項
・公共施設への太陽光発電設備・蓄電池導入
・エネルギーの地産地消による地域内経済循環の確立
・太陽光パネルおよび蓄電池への補助金

強靱化の支援に関する事項
・町のEV・外部給電器を避難所へ配備
・災害時協力登録車制度の実施

おおなんきらりエネルギー

電気自動車の普及に関する事項
・太陽光発電設備・蓄電池購入者に対する、EVの普及促進と町内の再生可能エネルギー普及に関する活動告知

再生可能エネルギーの普及に関する事項
・公共施設、事業所、一般住宅への太陽光発電設備・蓄電池の導入
・ソーラーカーポート、ソーラーシェアリング設備事業の実施
・再生可能エネルギーの活用で、電力消費に伴うCO₂排出実質ゼロの促進

強靱化の支援に関する事項
・災害時の非常用電源の提供
・災害による停電時に町へEVを貸与
・災害による停電時に本社の充電器の使用を許可
・災害時協力登録車制度の登録促進

日産・島根日産・日産サティオ島根

電気自動車の普及に関する事項
・町主催イベントでのEV展示・説明および各種講演の実施
・環境教育の実施
・EV補助金(創設後)の告知
・EV情報やノウハウの提供

再生可能エネルギーの普及に関する事項
・再生可能エネルギー普及に関するノウハウの提供
・EV購入者に対する、町内の再生可能エネルギー普及に関する活動の告知

強靱化の支援に関する事項
・災害による停電時に町へのEV貸与
・災害による停電時に店舗の急速充電器の無償使用許諾
・防災訓練におけるEVからの電力供給等の協力
・災害時協力登録車制度の登録促進

邑南町は公用車としてEVを導入しているほか、電気を取り出す可搬型給電器も使用している。おおなんきらりエネルギーは社用車のEV化を進めている。両者は今後さらにEVの導入を増やす予定で、環境に配慮したEVや再生可能エネルギーの普及を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に向けて努めていくという。

First Contact Nissan Technology

日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」

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