エンジンテクノロジー超基礎講座063|レクサスLSの3.5ℓターボ[V35A-FTS]「V6なのにロングストローク」とは?
レクサスLSの「500」グレードには、新エンジンが搭載された。V35A-FTSという呼称は、トヨタのパワートレイン戦略における新しい命名法に則ったもので、先に登場したカムリのA25A-FXSに続く第二弾。容易に想像がつくように、数字は排気量を示している模様。
V型の3.5ℓで(次の「A」は何を示すのだろう……バージョンだろうか)、ハイフンを挟んだサフィックスは従来どおりのよう。
ちなみにサフィックスの一覧は下のとおり。
A:バルブマチック搭載
B:E85燃料対応(2000年以前はサイドドラフト式のSUキャブ2連装)
C:カリフォルニア州規制対応キャブ
D:ダウンドラフト式キャブ2連装
E:燃料噴射(いわゆるEFI)
F:バルブ挟み角の小さな省燃費型DOHCヘッド
G:バルブ挟み角の大きな高出力型DOHCヘッド
H:高容積比設計
I:シングルポイント式燃料噴射
J:(かつてはオートチョーク装着車)(排ガス処理の某装置装着車)
K:“アトキンソンサイクル”採用・除HEVエンジン
L:縦置き用
M:フィリピン市場用
N:CNG仕様
O:該当なし
P:LPG仕様
Q:該当なし
R:低オクタン価燃料のための低容積比設計
S:D-4型直噴仕様(かつてはスワールポート搭載車)
T:ターボチャージャー過給仕様
U:三元触媒搭載車
V:D-4D型コモンレール仕様、あるいはダイハツ搭載のトヨタエンジン
W:該当なし
X:“アトキンソンサイクル”採用HEVエンジン
Y:該当なし
Z:スーパーチャージャー過給仕様