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欧州でトップクラスの高機能EVバス「e-JEST」。技術そのまま“ちょうどいい”日本仕様に-アルテック|BICYCLE-E·MOBILITY CITY EXPO 2024

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欧州でトップクラスの高機能EVバス「e-JEST」。技術そのまま“ちょうどいい”日本仕様に-アルテック|BICYCLE-E·MOBILITY CITY EXPO 2024

バスやトラックのEV化が進み、国内大手4社(日野、いすゞ、三菱ふそう、UDトラックス)はIR資料にて中長期計画としてEVへの取り組みを公表している。そんな中、今回の展示会で目についた1台の小型バス。車体の側面には、日本とトルコのステッカーが貼られている。紹介動画を見る限り、これから日本に導入されるモデルのように見えるが…。詳しい話を、アルテック株式会社(以下 アルテック)の滑川 哲也 E-Bus推進グループ課長に伺った。

TEXT:久保田 幹也(Mikiya Kubota)
PHOTO:村上 弥生(Yayoi Murakami)

すべてのバスでEVを実現した開発元-KARSAN(カルサン)

展示されていた小型バスe-JEST(イージェスト)。トルコの自動車メーカー カルサンが製造している。

展示されていたe-JEST(イージェスト)は、トルコの自動車メーカー カルサンが製造している小型バスだ。もともとOEMメーカーとしてルノーやヒュンダイの自動車を製造していたが、自前でEVバスの製造・販売を始めたという。

最初に生まれたのが、e-JEST。全長5,900mm×全幅2,080mm、車両総重量5t未満の小型ノンステップ電気バスだ。その後、中型・大型と製造、連接バスも登場したことで、EVバスを全車種そろえていることになる。滑川氏によるとディーゼルエンジンモデルもあるが、おそらくEV化が進むのではないか、ということだ。

バスやトラックなどの大型自動車については、EV化が難しいと言われている。カルサンはその問題をBMW社の「iシリーズ」のモーターを採用することで解消。最大トルク290Nm、最大出力135kWを実現した。

また、EV化だけがカルサンのバスの強みではない。中型バスの自動運転技術はレベル4を達成しているという。「実際、イスタンブールで試乗しましたが、信号のない合流も問題ありませんでした」と滑川氏。日本では法律上、公道走行は難しいかもしれないが、欧州では年内にも公道を走る自動運転バスの姿が見られる可能性が高い。

自社で進めるEV化だから開発も早い

著者
久保田幹也

合同会社字遊堂 代表社員。3級自動車ガソリン・エンジン整備士免許取得。整備士退職後にWebライターとして活動を開始し、現在はWeb・紙を問わずライティング全般を請け負う。「黙れ。座れ。書け。」の信念で、自走・自活できるクリエイター育成にも取り組んでいる。実は自動車よりバイクのほうが運転歴が長い。

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