レクサスのバッテリーEV専用モデル「RZ450e」登場
-カーボンニュートラル社会の実現に向けたトヨタのBEV展開の幕開けとなるモデル-
レクサスは、バッテリーEV専用モデルとなる新型「RZ」を2023年3月30日に発売した。
目次
・電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づいたLEXUSならではのドライビング体験
・新四輪駆動力システム「DIRECT4(※1)」の採用で独自の乗り味をさらに進化
・レクサスバッテリーEVの独自性を追求したデザイン
・人間中心の考え方に準じた先進安全技術
・特別仕様車“First Edition”を500台限定で販売
レクサスは、2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づいてHEV、PHEVなどの電動車の普及を通じたカーボンニュートラル社会の実現を目指している。
新型RZは、レクサス初のBEV専用モデルとして、電動化技術がもたらすレクサスらしいクルマを感性に訴えかける走りとデザインで体現しているという。BEVを軸とするブランド変革の起点となるモデルだとしている。
BEV専用プラットフォーム(e-TNGA)採用に加え、バッテリーやモーターの最適配置による慣性諸元や、軽量かつ高剛性なボディの実現により、車両の基本性能を大幅に進化させたとのことだ。また、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」の採用などで、人とクルマが一体となった気持ちの良いドライビングフィールを提供するという。
エクステリアデザインは、BEVならではのシームレスな加速感とトルクフルな躍動感を表現しているとのことだ。スピンドルグリルはエンジン冷却の必要がないBEVの機能的な進化や空力性能向上を目指して、「スピンドルボディ」という塊感のあるボディと一体となった造形としている。
インテリアデザインでは、SDGsやサステナブルなモビリティを中心に考え、素材や装飾による演出に頼らない、洗練された空間づくりにこだわっているそうだ。開放的な空間づくりに寄与するパノラマルーフや、輻射熱ヒーターを含めた空調の協調制御による高効率な暖房システムと合わせ、快適な室内空間を提供する。
新型RZの主な特長
1.電動化技術を活用したLEXUSならではの乗り味の進化
・ドライバーの意図に忠実な走りを支える新四輪駆動力システム「DIRECT4」
・BEV専用プラットフォームの採用と素性の進化による高い運動性能の実現
・LEXUSのDNAである静粛性の高い空間と音作りの両立
・走りに貢献する空力性能とBEVならではの先進的なデザイン
・長年HEVで培った技術を活用したBEVシステム
2.機能的本質やパフォーマンスに根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン
・LEXUS BEVの独自性を強調するプロポーションと新表現「スピンドルボディ」
・電動化技術がもたらす走りの躍動感を表現したサイド、リヤデザイン
・BEVらしさを引き立てるエクステリアカラー
・開放的なおもてなし空間
・走りの楽しさを最大化させるコックピット
・居心地の良い室内を彩るアンビエントイルミネーションとインテリアカラー
3.先進安全技術とおもてなし機能
先進の予防安全技術Lexus Safety System +
快適な移動を支えるLexus Teammate
心地よい空間を支えるおもてなし機能
先進技術による新たな機能価値
先進性と利便性を高めたマルチメディアシステム
安心と快適さを追求したG-Link(※2)
新型RZ 主要諸元
全長:4,805mm
全幅:1,895mm
全高:1,635mm
ホイールベース:2,850mm
タイヤサイズ:18/20インチ
航続距離:494km(※3)
電費:147Wh/km(※3)
総電力:71.4kWh
急速充電規格:CHAdeMO
最高出力[PS]:フロント150kW[204]、リヤ80kW[109]
最大トルク[kgf・m]:フロント266N・m[27.1]、リヤ169N・m[17.2]
RZ450e メーカー希望小売価格
RZ450e:“Version L”
駆動:AWD
価格(税込):8,800,000円
RZ450e:“First Edition”
駆動:AWD
価格(税込):9,400,000円
※北海道地区のみ価格が異なる。また、リサイクル料金は含まれない。
※1:「DIRECT4」はトヨタ自動車(株)の登録商標
※2:「G-Link」は東京ガス株式会社の商標。使用許諾を受けて使用している。
※3:J-WLTCモード・20インチ装着車