ランドローバー「レンジローバースポーツ」など2車種274台をリコール…原動機が停止するおそれ
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、レンジローバースポーツなど2車種の冷却水パイプの製造工程が不適切なため、パイプ接合部から冷却水が漏れて警告灯が点灯し、最悪の場合、オーバーヒートにより原動機が停止するおそれがあるとして、2024年11月19日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2024年6月26日~9月3日に輸入された274台。
今回リコールの対象となるのは、2024年6月26日~9月3日に輸入されたランドローバー レンジローバースポーツ、レンジローバーの2車種274台。
不具合の箇所は、冷却水パイプ。製造工程が不適切なため、パイプ接合部が溶接不良となっている。そのまま使用すると冷却水の圧力に耐えきれず、接合部から冷却水が漏れて警告灯が点灯し、最悪の場合、オーバーヒートにより原動機が停止するおそれがある。
これまでに不具合が1件発生しているが、事故は起きていない。市場と本国メーカーからの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の冷却水パイプを良品に交換し、助手席ドアのボディ側下部、ドアヒンジボルトに銀ペイントを塗布する。
使用者には電話やダイレクトメール、またはインカーメッセージで通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。