日産「スカイライン」など4車種約3.2万台をリコール…走行不能に至るおそれ
日産自動車は、スカイラインなど4車種のプロペラシャフトに不具合があり、使用過程でシャフトの継ぎ目に亀裂が発生し、最悪の場合、破損して走行不能に至るおそれがあるとして、2024年6月20日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2010年9月30日~2022年5月19日に製造された3万2,924台。
今回リコールの対象となるのは、2010年9月30日~2022年5月19日に製造された、以下の4車種3万2,924台。
・ニッサン フーガ / スカイライン / シーマ
・三菱 ディグニティ
不具合の箇所は、動力伝達装置(プロペラシャフト)。自在接手のパイプへの圧入代が不足していたため、強度不足のものがあり、使用過程でシャフトの継ぎ目に亀裂が発生し、最悪の場合、プロペラシャフトが破損して走行不能に至るおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のプロペラシャフトを対策品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。