走行不能になり、パーキングロックが効かなくなるおそれ。ステランティスジャパン「ジープ チェロキー」464台をリコール
ステランティスジャパンは、ジープ チェロキーのパワートランスファーユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、最悪の場合、走行不能になり、パーキングロックが効かなくなるおそれがあるとして、2023年5月25日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2015年11月25日~2016年9月5日に輸入された464台。
不具合の箇所は、電気装置(パワートランスファーユニットに関わる制御モジュール)。パワートランスファーユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、不整地における過負荷走行を行うなどにより当該ユニットが故障した際にセーフモードが機能せず、警告灯の点灯なく前輪に動力が伝達されず走行不能になるとともに、パーキングロックが効かなくなるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のパワートランスファーユニットに関わる制御プログラムを、セーフモード機能を追加した対策プログラムに書き換える。また、使用者にはダイレクトメールで通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載するという。