日産「セレナ」約9万台をリコール…運転支援システム不作動や始動不良に至るおそれ
日産自動車は、セレナの通信制御装置に不具合があり、通信不良に至ることで運転支援システムが使用できなくなる、もしくは始動不良となるおそれがあるとして、2024年5月30日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年11月22日~2024年1月8日に製造された9万313台。
不具合の箇所は、電気装置(CANゲートウェイ)。車載コントロールユニット間にある通信制御装置(CANゲートウェイ)の制御プログラムが不適切なため、通信不良に至ることで走行中に警告灯が点灯し、運転支援システムが使用できなくなる、もしくは始動不良となるおそれがある。
これまでに不具合が274件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のCANゲートウェイの制御プログラムを修正する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。