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ハンドル形電動車いす「セニアカー」見守り通信システムの実証実験を開始…スズキとデータ・テック

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ハンドル形電動車いす「セニアカー」見守り通信システムの実証実験を開始…スズキとデータ・テック

スズキ(本社:静岡県浜松市)とデータ・テック(本社:東京都大田区)は、ハンドル形電動車いす「セニアカー」(※1)向けに、IoT車載器を活用した見守り通信システムの実証実験を6月から開始する。

今回の実証実験では、スズキが製造する「セニアカー」にデータ・テックが開発したIoT車載器「SR-LPWA」(※2)を装着し、利用中の位置情報取得や転倒検知を行う。

取得した位置情報は専用サーバーを介して、あらかじめ登録された家族の持つ見守りアプリ(※3)で閲覧できる。転倒を検知した際は家族にメール通知を行い、リアルタイムでセニアカーの状態を把握できる。

実証実験のシステム(※4)構成
実証実験のシステム(※4)構成

実証実験を通して、セニアカーに求められる機能やサービスを把握し、今後の製品開発に繋げていくとしている。

実証実験の概要(予定内容を含む)

<実験期間>2023年6月から10月
<実験地域>全国
<使用車両>ハンドル形電動車いす「セニアカー」

※1:日常の移動手段として、主に徒歩や自転車での外出が難しい高齢者が利用しているハンドル形電動車いす。使用時の速度は時速1km~6kmの間で設定が可能で、道路交通法では歩行者として扱われるため運転免許は必要ない。
※2:SR=セイフティレコーダ LPWA=Low Power Wide Area(省電力広域通信)の略
※3:SR-LPWAで取得した位置情報等をスマートフォンで閲覧するアプリケーション
※4:実証実験でセニアカー利用者の家族等が使用するシステムで、SR-LPWAで取得した位置情報や転倒検知情報等を専用サーバーで受信し、見守りアプリに連携する一連の仕組み

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