三菱ふそう、ヤマト運輸に新型EVトラック「eCanter」900台を世界初導入

eCanterは、MFTBCが2017年に国内初の量産型電気小型トラックとして発売。ヤマト運輸は、2017年に初代モデルを25台導入し、宅急便などの集配業務で活用してきた実績を踏まえ、国内で第3世代目となる新型eCanterの導入に至った。MFTBCとして900台規模での大規模導入は、2017年の初代モデル発売以来初めてとなる。

ヤマトグループは、2050年温室効果ガス自社排出量実質ゼロおよび2030年温室効果ガス自社排出量48%削減（2020年度比）の実現に向けた取り組みの一環として電気自動車（EV）の導入を進めており、今回の導入はその主要施策の一つ。

今回導入する新型モデルは、ドライ・冷蔵・冷凍機能の3室を備えた標準キャブ・Sバッテリーのバン車両。新型モデルのラインアップの中でキャブ幅が最も狭く、より小回りが利くため、街中での配送に適している。オプション設定で充電口を車両後方に取り付けることで、充電や荷室から荷物の出し入れがしやすくなる。

最大積載量は2トン。同クラスのEVトラックの導入は、ヤマト運輸でも初めてとなる。9月より全国に順次導入開始する。