ボードリー、福岡市の公道で自動運転レベル4対応EV「MiCa」の実証運行

同実証は、福岡市、九州大学、UR都市機構、福岡地域戦略推進協議の4者で構成するFUKUOKA Smart EASTモビリティ推進コンソーシアムが実施するもの。

10月にナンバープレートを取得したMiCaが公道を走行するのは国内初。同社は、MiCaの運行を行うほか、同社が開発・提供する運行管理システム「Dispatcher（ディスパッチャー）」を用いて運行管理を行う。

地域住民の生活に密着した医療施設や商業施設、公園などの計8カ所にバス停を設け、片道約1.8kmの往復ルートで1日計12便運行。地域住民や来訪者など、一般客を無料で乗車させる。

MiCaは、オペレーターが1人乗車して自動運転レベル2で走行。自動運転レベル4での走行を見据えて障害物回避機能を搭載しているため、ルート上に駐車車両などの障害物があった場合には、一定の範囲内で障害物を自動で避けて走行できる。

同社は、公共交通の充実による住みやすい街づくりや、来訪者の回遊性向上による地域活性化への貢献を目指すほか、同実証実験を通して、国内初となる公道でのMiCaの走行検証や、将来の定常運行を見据えた課題の洗い出しなどを行う。