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日東工業とShizen Connect、EVリユースバッテリーを活用したVPP運用実証を開始
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日東工業とShizen Connectは11月24日、EVリユースバッテリーシステムを活用した電力系統安定化に寄与するバーチャルパワープラント（VPP）構築の実証事業を開始したと発表した。
同事業は、経済産業省が実施する「令和5年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」（DERアグリ実証事業）の一環で行うもの。日東工業が開発したEVリユースバッテリーシステムを活用し、電力系統安定化を図るVPP構築の技術性や、商用化に向けた課題を検証する。
日東工業は、リユース蓄電池の遠隔制御方法確立と、蓄電池や実証場所含む実証環境の提供を担う。使用するEVリユースバッテリーシステムは、日産リーフのリユースバッテリー（※）を使い、製造工程でのCO2を排出削減し、レアメタルなどの資源を再利用した。
Shizen ConnectはIoT技術と人工知能（AI）を利用し、独自開発したアグリゲート・エネルギー管理システム「Shizen Connect（シゼンコネクト）」を活用し充放電を遠隔制御する。DERアグリ実証事業の枠内で、電力需要パターンを変化させるディマンド・リスポンス制御を行い、需給調整市場の制御の技術性を明らかにするほか、実証事業全体のとりまとめを担う。
実証期間は、2023年12月～2024年2月を予定している。
※フォーアールエナジーが日産リーフの使用済みバッテリーを再製品化したもの。
