三菱「デリカD:5」約5.8万台をリコール…排出ガスが規制値を満足しなくなるおそれ
三菱自動車工業は、デリカD:5のEGR(排気ガス再循環装置)バルブの内部モーターに不具合があり、排出ガスが規制値を満足しなくなるおそれがあるとして、2024年1月25日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2012年12月18日~2019年1月7日に製造された58,297台。
不具合の箇所は、原動機(排出ガス発散防止装置)。EGR(排気ガス再循環装置)バルブの内部モーターにおいて、渋滞路走行等における作動頻度が想定を超えており、内部モーターの配電ブラシが早期に摩耗し、導通不良となり、EGRバルブが作動しなくなることがある。そのため、エンジン警告灯が点灯し、排出ガスが規制値を満足しなくなるおそれがあるという。
これまでに不具合が123件件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のEGRバルブを対策品と交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌と自社ホームページにも掲載する。