プロロジス、米国に大型EVの充電デポ立ち上げ。96台同時充電可能
プロロジスと米物流大手のパフォーマンスチーム社は5月23日、南カリフォルニア最大の大型電気自動車(EV)の充電デポ「デンカー充電デポ」を立ち上げたと発表した。
今回開設した充電デポは、ロサンゼルス港とロングビーチに近くに立地し、米国最大のEVトラック用マイクログリッド(小規模電力網)から電力供給を受ける。
同施設では、最大96台のEVトラックを同時に充電できる。パフォーマンスチームは、航続距離(一充電走行距離)386km、90分で最大80%まで充電できるボルボ社製EVトラック「VNR Electric」を使用する。
同取り組みは、プロロジス・モビリティとパフォーマンスチームが共同で開設した南カリフォルニアの商用トラックEV充電プロジェクトとしては、3件目の取り組みとなる。カリフォルニア州ロサンゼルスにあるサンタフェ・スプリングスとコマースに立地するパフォーマンスチームの施設には、プロロジス・モビリティの充電インフラがあり、EVトラック38台を同時に充電可能な合計4MWの充電容量を備えている。
プロロジスは2040年までに、バリューチェーン全体(スコープ1・2・3)で温室効果ガス排出のネットゼロ達成を目標としており、温室効果ガス排出量の削減のため、屋上太陽光発電の設置をはじめとするさまざまな施策を展開している。あわせて、再生可能エネルギー由来の電力提供やエネルギーマネジメントを通して、カスタマーの脱炭素に関する目標達成をサポートしている。
EV充電ステーションの開発は、この目標達成に向けた施策の一環であり、今後もカスタマーとともに、温室効果ガス削減のための先進的なソリューションを導入していく考え。