スズキ「アドレス125」など2車種2,186台をリコール…エンジンが停止し再始動できないおそれ
スズキは、アドレス125など2車種のイグニッションコイルに不具合があり、エンジンが停止し再始動できなくなるおそれがあるとして、2024年7月18日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年9月5日~2023年9月6日に製造された2,186台。
今回リコールの対象となるのは、2022年9月5日~2023年9月6日に製造されたアドレス125、アヴェニス125の2車種2,186台。
不具合の箇所は、電気装置(イグニッションコイル) 。
イグニッションコイルのハイテンションコードの製造管理が不適切なため、異品を装着したものがある。走行時の屈曲の繰り返しにより亀裂が発生し、そのまま使用を続けると、断線してエンジンが停止し再始動できなくなるおそれがある。ハイテンションコードに亀裂が発生した状態で被水した場合、点火出力がリークして車速センサーやスロットルポジションセンサーが破損し、車速表示不良や始動不良となるおそれがある。
これまでに不具合が53件発生しているが、事故は起きていない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のイグニッションコイルのハイテンションコードを点検し、異品が装着されていた場合は、ハイテンションコード含むイグニッションコイルを正規品と交換する。該当車の車速センサーが破損していた場合は新品と交換し、スロットルポジションセンサーが破損していた場合はスロットルボディを新品と交換する。
使用者にはダイレクトメールまたは電話等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。