開く
TECHNOLOGY

シンテックの培った工業用単結晶ダイヤモンドの加工技術が、金型加工の新たな可能性をひらく| 超専門技術ミニ展示会「代替合体展」

公開日:
更新日:
シンテックの培った工業用単結晶ダイヤモンドの加工技術が、金型加工の新たな可能性をひらく| 超専門技術ミニ展示会「代替合体展」

2024年7月19日、羽田イノベーションシティの「PiO PARK」にて、公益財団法人大田区産業振興協会主催の超専門技術ミニ展示会「代替合体展」が開催された。得意の技術領域を持つスペシャリストが、環境負荷低減や機能性向上に向けた「代替」材料から、異種材料の併用・接合(「合体」)などに関する技術展示を行った。

TEXT&PHOTO:那須野 明彦(Akihiko Nasuno)
主催:公益財団法人大田区産業振興協会

単結晶ダイヤモンドを使った金型部品

ダイヤモンドと聞いて何を思い浮かべるだろう。おそらく多くの方は煌びやかな宝飾品を想像するのではないだろうか。しかし、ダイヤモンドは宝飾品だけでなく、その優れた特性を生かして様々な工業製品としても使用されている。

株式会社シンテックは、工業用ダイヤモンドの加工をはじめ、工業用ダイヤモンドを使用した微細加工などを得意とする会社だ。今回、同社が展示したのは、工業用単結晶ダイヤモンドを使用した金型部品である。その技術とはどのようなものなのか。

硬度と熱伝導性、金型作りに適したダイヤモンドの特性

著者
那須野明彦

1970年東京生まれ。趣味はバイクとプラモ。自動車専門誌、モノ情報誌の編集者を経て、2008年にフリーのライター・編集者として独立。自動車専門誌ではカーグッズやカーナビ、オーディオなどのインプレ記事を数多く手がける。現在は企業のオウンドメディア、自動車コラム、カーグッズ紹介記事、DIY書籍、DIYのノウハウコンテンツなどを執筆。

PICK UP