東京高圧工業に聞く、高純度アルミダイカスト製造に求められる「高度な技術」とは。ボディやエンジンの軽量化、BEVバッテリーの効率化にも貢献|超専門技術ミニ展示会「代替合体展」
2024年7月19日。羽田イノベーションシティの「PiO PARK」にて、公益財団法人 大田区産業振興協会主催の超専門技術ミニ展示会「代替合体展」が開催された。得意な技術領域を持つスペシャリストが、環境負荷低減や機能性向上に向けた「代替」材料から異種材料の併用・接合(「合体」)などに関する技術展示を行った。アルミダイカスト製造を得意とする東京高圧工業に話を聞いた。
TEXT&PHOTO:那須野 明彦(Akihiko Nasuno)
主催:公益財団法人大田区産業振興協会
目次
高純度アルミダイカストによる電極やヒートシンクの製造
ボディやサブフレーム、エンジンパーツやミッションケースなど、自動車部品にも数多く使用されているアルミダイカスト(ダイキャスト)パーツ。同社が提案するのは高価な銅から、高熱伝導率アルミダイカスト材DMS1使った、電極やヒートシンクへの置き換えだ。