マイクロソフトが自動運転に参入?
遂にマイクロソフトが動き出した
マイクロソフトがガティックへ1000万ドル以上を出資する。今回の出資により、同社の企業価値は7億ドルを超える見通しだ。
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ロイター通信によると、マイクロソフトは中小型の自動運転トラック開発を行うGatik(ガティック)に出資する計画とのことだ。
マイクロソフトは、これまで自動運転市場ではやや存在感が薄い存在だった。しかし、今回のガティックへの出資により、ついにIT業界の雄が参入する。
1000万ドル以上をガティックへ出資
マイクロソフトの出資額は1000万ドル(約13億円)以上とされ、ガティックの企業価値は7億ドルを超える見通しだ。
記事執筆時点(2023年1月18日)で本件について両社はコメントしていないため、出資条件等は今後変更される可能性がある。
情報筋は、ガティックはマイクロソフトのクラウドサービス「アジュール」を活用していくだろうとしている。
近年、マイクロソフトは自動運転技術への投資に積極的だ。
2021年1月には、ゼネラルモーターズ(GM)が支援する自動運転企業クルーズへ投資している。
他にも、2007年にはフォードと共同でコネクテッドシステムを実用化するなど、あまり目立つ動きは見せていないものの、着実に開発を進めている。
今回のガティックへの資金拠出はあくまでも出資であるといわれているが、ここ数年は、大手IT企業による自動運転ベンチャーの買収が目立っている。
マイクロソフトが本格的に自動運転市場への参入を考えているのであれば、いずれはガティックを買収することも考えられる。