トヨタ、送迎用バスの置き去り防止を支援する装置を発売

車内に置き去りにされた幼児が犠牲になる事故を防ぎたいという思いから、トヨタは「車内置き去り防止支援システム」の開発を進めてきた。コースター（幼児専用車）とハイエース（幼児バス）向けに2023年4月より販売する本商品の詳細は以下の通り：

1.運行スタッフへ確認を促す音声案内と確認未実施時の車外警報（降車確認ボタン）

・エンジン停止（IG/ACC OFF）後、運行スタッフに車内の確認を促す音声案内を開始する
・運行スタッフが車内に残っている幼児などがいないか確認し、車内最後尾に設置した降車確認ボタンを押すと音声案内は停止する
・音声案内開始から一定時間経過しても降車確認ボタンが押されない場合、ホーンの吹鳴とハザードランプの点滅で車外に知らせる

2.幼児など置き去り発生時車外警報（ここだよボタン）

・万一幼児などが置き去りにされた場合、幼児などが自らボタンを押すことで、ホーンの吹鳴とハザードランプの点滅で車外に知らせる
・ハイエース（集中ドアロック付車）では、ここだよボタンに連動してドアロックが解除される

対象車種

コースター（幼児専用車）：年式 2004年7月～
ハイエース（幼児バス）：年式 2004年8月～
※車両仕様等の条件により対象は限られる

価格

10万円前後を予定
（消費税込み、取付工賃など諸費用は含まない。車種・型式によって異なる）