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排気ガス再循環装置モジュールの不具合が発覚。「BMW アルピナ」286台をリコール

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排気ガス再循環装置モジュールの不具合が発覚。「BMW アルピナ」286台をリコール

ニコル・レーシング・ジャパンは、排気ガス再循環装置モジュールの不具合により、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2023年3月7日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年1月25日 ~2022年1月27日の間に輸入された286台。

リコールの対象となるのは、BMW アルピナ「XD3」「XD4」「D5 S」の3車種286台。

不具合の部位は、エンジン(排気ガス再循環装置モジュール)。ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、経年変化により冷却水が漏れるものがある。その場合、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損する可能性がある。最悪の場合、火災に至るおそれがあるとのこと。

これまでに不具合は発生しておらず、事故も起きていない。他社からの情報により発覚、リコールを届け出た。

改善措置として、全車両のエンジンコントロールユニット(DDE)のプログラムを対策プログラムに書き換え、冷却水の漏れやエンジン過熱を早期に感知させ、警告灯を点灯させる。さらに、インテークマニホールドの溶損が拡大する前に保護機能を作動させるとともに、エンジン警告灯を点灯させ、出力を制限。なお、過去に冷却水補充の履歴が確認できた場合は、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの点検を行ない、必要に応じて対策品と交換する。

また、使用者にはダイレクトメール等で通知するという。

リコール等情報一覧|ビー・エム・ダブリュー

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