スバル「XV」など8車種約22.9万台をリコール…走行中エンストに至るおそれ
SUBARU(スバル)は、XVなど8車種の低圧燃料ポンプに不具合があり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるとして、2024年1月26日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2017年7月3日~2020年1月8日に製造された22万9,843台と、交換用修理部品として出荷し、組み付けられた可能性がある車両が特定できたものと、できないものの一部。
今回リコールの対象となるのは、以下の通り。
・2017年7月3日~2020年1月8日に製造された、スバル XV、フォレスター、インプレッサ、レヴォーグ、レガシィ、WRX、BRZ、トヨタ 86の8車種22万9,843台
・2012年3月13日~2017年6月28日に交換用修理部品として出荷し、組み付けられた可能性がある車両が特定できた、スバル フォレスター、レヴォーグ、BRZ、レガシィ、XV、インプレッサ、WRXの7車種343台
・2017年6月1日~2019年9月30日に交換用修理部品の燃料ポンプモジュールASSY、低圧燃料ポンプとして出荷し、組み付けられた可能性がある車両が特定できない1,221個
不具合の箇所は、燃料装置(低圧燃料ポンプ)。燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるという。
これまでに不具合が125件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の低圧燃料ポンプを対策品と交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌と各社のホームページにも掲載する。